7月30日の夜、毎年開催される原水禁世界大会を前に行っている「平和のつどい」を介護センターにじの家で開催しました。手作りカレーを食べ、日用品のバザーを行い、平和について語り合う会、すっかり医療生協の夏の行事として定着してきました。
今年は戦後70年の節目の年となります。また、人類の上に初めてアメリカが大量殺戮兵器である原爆を広島・長崎に投下してから70年がたちました。
そこで、今年は地元浜松で起きたアメリカによって繰り返された空襲と艦砲射撃の実態とその体験を聞くことにしました。
当時小学生だった浜松市の佐倉さんが30回にも及ぶ大空襲によって一面が焼け野原となった浜松駅周辺の様子や現在も残る機関銃の弾の跡などの写真を見せてくださいました。また、近所の幼馴染の子の家族が空襲を逃れようと防空壕に避難をしたが、爆弾が直撃し、その場にいなかったその子を一人残して全員が亡くなってしまったのことが痛ましい記憶として忘れられないと話してくださいました。旧浜松でわかっているだけでも3349名の方が亡くなっています。
国会では憲法違反の戦争法案「安保法制」が重大な局面を迎え多くの国民の反対の声が日に日に高まってきています。数十万もの命を奪う核兵器も自衛隊が輸送することを想定しているこの法案は本当にヒバクシャや国民の平和への願いを踏みにじるものです。「戦争に行き殺し殺されることはいやだ」と声を上げる若者に対して利己主義だと攻撃する自民党の議員が問題になっていますが「非国民」といって国民の声を封じて戦争に突き進んでいった、かつての日本、再びその日に戻さないためにも大きな運動が必要です。
バザータイムです。今年は、つどいの進行上の工夫の一つに、バザーの品物を選ぶ時間を特別に設定しました。これで、報告・講演会に集中できます。気持ちよく買い物もできます。
今年の、カレーライスカンパとバザーによる収益は54,000円となりました。ご協力まことにありがとうございました。